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味の素のお話

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先日、某家のお道具、美術品の買取のご依頼を受けた際、日本画、洋画、掛軸、彫刻などのお品以外に戦前の(と思われる)未開封の味の素が出てきました。
私はもちろん戦前には生まれていませんでしたが、このパッケージを見た瞬間懐かしーぃ気持ちになりました。
個人的には味の素を使って料理をする事は皆無に等しいのですが唯一、お漬物にかけて食べるのが好きです。
味の素は明治41年小麦粉を原材料とし第1号グルタミン酸としてデビューしました。
現在は天然のさとうきびから作られています。
原則として砂糖や塩のように長期間品質が変わらないので賞味期限の日付は表示されていません。
ちなみに缶に描かれたモデルは新富町の芸者にかっぽう着を着せたといわれています。
大正時代は中瓶75銭(かけそば一杯8~10銭)、昭和時代は中缶1円85銭(かけそば一杯15銭)と当時かなり高級品だったようです。
こちらにある缶の添書きには『使用法は極めて簡易ごく少量で効果絶大ですから日常生活には欠く事の出来ない世界の調味料であります』と記されております。
ちょっと気に入ってます。この添書き…。

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by galerie-h | 2007-05-29 12:17