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ワイズバッシュの絵画


 今年は世界的なパンデミックの影響により、私達の社会生活の中で「リモート」という言葉が頻繁に使われています。「リモートワーク」に始まり、「リモート帰省」、「リモート飲み会」とすっかり「リモート」という言葉が普及しつつあります。

 

 現在、文化、芸術面でも様々な逆境の中、音楽家達が「リモートコンサート」や「リモート演奏会」といった形で音楽を多くの人々に届ける方法を今日まで模索しています。その努力はとても有り難く、素晴らしい試みだと思います。しかしながら、その一方でやはり、じかに聞く音楽、生演奏やライブに勝るものはないのではないでしょうか。

 

 音楽といえば、音楽をテーマとした作品を描き続けた画家にワイズバッシュがいます。

クロード・ワイズバッシュはフランスの画家で、躍動感に溢れた画風で知られています。色彩は落ち着いたトーンで、セピア色のようなアースカラーをミニマルに、ほんのわずかな色のみ使うのが彼の絵画の特徴の一つです。テーマは音楽に関するものだけではなく、彼が大好きだった劇やオペラ、乗馬、カード遊びをする人、またはダンサー、踊り子達と多岐に渡ります。

そして、それらの作品どれもが、人物や対象物を鋭く素描するという点では、一貫した画力を鑑賞者に感じさせます。


ワイズバッシュの代表作ともいえる「バイオリニスト」バイオリンを演奏する男性が一人描かれていて、画面上には何も余分な装飾や説明的な物、場所などは描かれていません。あるのは演奏者とバイオリンのみ。にもかかわらず、精密で勢いのある線画は画面外まで迫り来るような迫力があり、演奏者の奏でる音が、まるでこちらまで聞こえてきそうな感覚を覚えます。


 瞬間の動きを捉えて描くワイズバッシュの線は、生き生きとした動きを鑑賞者に感じさせます。それはリモートではなく、見る人にライブ(生演奏)・(音や場所が反響すること)を感じさせてくれる絵画なのです。

ワイズバッシュの絵画_e0122611_07423638.jpg
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by galerie-h | 2020-10-30 14:12