ジョアン・ミロやJ・トレンツ・リャドに出会う旅
2020年 06月 30日
スペインでは新しい日常が始まり、外国人観光客の受け入れが再開されました。
スペインといえば古くにアラブの影響を受けた、異国情緒が感じられるアンダルシア地方への旅行が一般的に人気があるのですが、アートを巡る旅行をする場合、地方よりも首都マドリッドや第二の都市バルセロナに人気が二分されます。
ただし、もしもジョアン・ミロや20世紀最後の印象派と呼ばれるJ・トレンツ・リャドの絵画がお好きな場合はスペインのマジョルカ島に行かれることをお勧めします。
個性的な建築家によって建てられたミロの美術館には様々な作品が収蔵されており、晩年まで使われたアトリエも現存しています。
J・トレンツ・リャドが20代から晩年まで住んだマジョルカにある家には彼の作品が展示されています。
ミロもリャドの絵画も、他のヨーロッパの曇りがちな天候下では決して生まれることがなかったでしょう。どちらの作品も地中海の光なくしては語れません。
マジョルカは恵まれた天候のため、ピアニストのショパンが女流作家ジョルジュ・サンドと静養をした場所としても有名です。
陽光きらめく地中海に浮かぶ島を訪れれば、芸術家たちの息吹が感じられるかもしれません。
マジョルカは是非お勧めしたいアートな旅の目的地の一つです。
「見たもの全てを解き明かせるとは思ってない。
が、もし可能なら・・・まだ満たされない私の魂のために、
今まで知らなかった感情や未知のものを
見つけていけたらと思う。」
J ・トレンツ・リャド