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ミロの自然賛美

草木が芽吹く季節、日差しも暖かくなってきて春の訪れを日に日に感じられるようになってきました。春になると、桜前線が天気予報とともに告げられますが、

身近に自然を感じて愛でることが好きな国民性ならではのことでしょうか。そういった日本人の花鳥風月を愛でる美的感覚は様々な日本画に表現されていますが、海外の絵画はどうでしょうか。


 カタルーニャの画家、ジョアン・ミロは生前に多様な技法を使い、様々な絵画を描きました。伝統的な流儀で描いたものもあれば、好奇心や探究心から、何ものにもとらわれない自由なスタイルで描いたものもあります。

年齢を重ねて晩年に描かれたものは、非常に感覚的で色彩も形もシンプルです。ミロは太陽や月、星、鳥、女といったモティーフを繰り返し描いていますが、それらはまるで記号のようにシンプルな形と色で描かれています。ミロは自分が描いた作品の中の、記号のようなモティーフが持つ意味などを考察される事を好まなかったようです。

ミロがどのような思いを込めながら絵筆を握りしめて、星や太陽を描いたかは知る由もありませんが、そこには我々が花鳥風月を愛でる気持ちと共通するものがある気がします。眩い光の降り注ぐ、地中海で育ったミロにとって、太陽も星も身近に存在した賛美すべき自然であったのですから。




たたえられよ 我が主、我らの母 姉妹なる大地によって。 

それらは 我らを 育み、草花をとりどりに染め 

くさぐさの実を 結ばせる。


CANTIC DEL SOL - 上記の詩は『太陽の讃歌』より抜粋

(*ミロは1975年に、聖サンフランシスコの『太陽の讃歌』

に自分の挿絵をつけて特別限定版の挿絵本を製作した)

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by galerie-h | 2019-03-29 12:19