映画の中のピカソ
2019年 02月 28日
もう何年も前の作品になりますが、ミッドナイト・イン・パリというウディ・アレンが監督を務めた映画があります。ご覧になられた方もいらっしゃるかと思いますが、端的にあらすじを言いますと、主人公が現代とベル・エポック(パリが繁栄した華やかな時代)の世界を行き来するお話です。パブロ・ピカソを筆頭にベル・エポックの時代に実在し、活躍した芸術家たちが数多く登場するので、芸術がお好きでしたら、なかなか楽しめる映画だと思います。こういった作品を見ることで、(もちろん映画ですから脚色やフィクションの部分もありますが)それぞれの芸術家が同時代を生き、同じ時の中で互いに影響しあったりしたのだな、ということを映像で見れるのは面白いものです。
もし、もっとピカソのコアな部分に迫りたいという方がいらっしゃいましたら、是非1956年のドキュメンタリー映画、ミステリアス・ピカソ(邦題 ピカソー天才の秘密)をご覧になっていただきたいです。ピカソが絵を描く順序を、その制作過程の様子を1から見ることが出来て大変興味深い仕上がりのドキュメンタリーです。
「昔、母は私にこう言った。お前が軍人になれば、将軍となるでしょう。修道士になれば、法王となるでしょう。そして私は画家となり、ピカソとなった。」

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