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ジョアン・ミロと日本


ジョアン・ミロが初めて日本を訪れたのは1966年の事でした。

その後1970年にも、大阪万博に陶板壁画を制作するために来日しました。

ミロにとって最初の日本訪問は、とりわけ印象深いものでした。 

来日した際に、ミロが大変心惹かれたもの、影響を受けたものとは一体何だったか、想像がつきますか。


20世紀前半に多くの芸術家が影響を受けたように、ジャポニスム(19世紀にヨーロッパで流行した日本趣味のこと)はミロに新しい感性やテーマ、主題を想起させました。又、伝統的な日本の芸術様式に着想を受けて、版画技術への興味に目覚めました。


ミロが描いたある肖像画の背景には、ジャポニスムの影響がはっきりと見られます。日本の風景に、赤い着物姿の日本女性や稚児が描かれていてる、タペストリーのようなものが、肖像画の背景に描かれています。ちなみに、かのゴッホも、ある肖像画の背景に多くの浮世絵を描きました。


ジョアン・ミロはシンプルを好みました。シンプルであることは自由を獲得することに等しいと言いました。ミロの作品には、まるで禅画や書道を連想させるようなものが数多くあります。自由でのびのびと描かれた線、点、色は、まるでミロが創り出す小宇宙を見るような不思議な感覚に私達を誘います。もしかすると、ミロが生み出した、独特の小宇宙のような作品の数々は、日本で見て、感じたものから着想を得たものもあるに違いありません。

ジャポニスムの影響を受けたミロの作品をまた違う角度から鑑賞してみてはいかがでしょうか。


「ひとつの絵画は決して終わらない、そして決して始まらないものである。ひとつの絵画は風のようなものだ。それは常に、絶え間無く歩み続けるものである。」

                               ジョアン・ミロ



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by galerie-h | 2018-04-04 11:10