元永定正氏の妻 中辻悦子の絵本
2015年 05月 13日
ある講演会で中辻悦子さんを実際に拝見したことがあるのだが、その外見と声の雰囲気からとてもかわいらしい方だなという印象を持つと同時に、強い芯のようなものが感じられた。アートに携わる人が持つ独特のオーラとも表現できるだろうか。
中辻悦子さんは前述したように絵本作家としても活動されているので様々な絵本を手がけられている。中でも、おばけのように実体のない生き物?たちが夜の幼稚園をさまようという内容の絵本があり、その文と絵を読んでいるとシュールで不思議な気分になる『よるのようちえん』というタイトルの絵本がある。この絵本の絵と写真を中辻悦子さんが担当しているのだが、この作品は国際的な絵本原画のビエンナーレであるブラティスラヴァ世界絵本原画展の第17回グランプリを受賞。
『よるのようちえん』、興味のある方は是非ご一読していただきたい。中辻悦子さんの絵本の絵も元永定正氏の絵に負けないくらい自由で面白いのである。
余談だが元永定正氏も中辻悦子さんも、ご夫妻ともに関西出身である。
「おもろいもんをつくったろ」という心意気は関西の風土と人柄が生み出すスピリットなのかもしれないなと二人の作品を見ていて思ってしまう。
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