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草間彌生の詩

草間彌生については以前ブログで何度か取り上げさせていただきました。しかしながら彼女のエネルギッシュな創造性や芸術性、またそのスピリットはとても数回でご紹介できるものではございません。今後も機会があれば草間彌生について取り上げて行きたいと思っています。

 さて、今回草間彌生について書こうと思ったのは、イギリスの有力紙であるガーディアン紙がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)上に草間彌生を以前とりあげていた記事をたまたま目にしたことが発端です。その記事にはタイトルが「草間彌生 わたしの心は絵画で満ちあふれている」(和訳)と題され、草間彌生の代表的な作品やその軌跡、そして彼女の発する言葉などがわずか数分の画像とともに紹介されていました。短いながらも視覚に訴える、大変センスのよい画像に目がいったのですが、驚いたのはその画像が現在、約20万の様々な人達の間でシェアされていることです。そしてその画像に寄せられた数々のコメントがどれも熱心なことに大変目を見張りました。

なんといっても世界の草間彌生ですから、その人気と影響力はさぞかしすごいものだろうと頭ではわかっていたつもりですが、改めてSNS上で実際の世界各国の民衆の声に目を通すことで、草間彌生の人々に与えるエネルギーのすごさを目の当たりにしました。その中である人物が次のようなコメントを書き込んでいました。

「 僕は数年前にヒューストンで見た草間彌生の展覧会を二度と忘れないだろう。それは息をのむほどのすばらしいもので、唯一無二の、世界にひとつだけのものだった。草間彌生の芸術は驚くべきもので、部屋の中にいながら、まるで詩が朗読されているかのように感じられ、もうそれはシュールそのものなんだ! 」

 草間彌生の作品に感嘆した事が、とてもダイレクトに伝わってくるコメントのひとつだったのですが、「まるで詩が朗読されているかのよう」というくだりに納得するとともに、草間彌生自身が詩も書いている事を思い出しました。草間彌生は自身の詩の朗読などもパブリックな場所で披露しています。皆様は草間彌生の詩を読まれた事はあるでしょうか。草間彌生の詩はストレートに私達の心に訴えかけてきます。そして彼女の紡ぎだす言葉も絵画もオブジェもすべてすべて、草間彌生というアーティストが全くぶれていないという事を証明しているかのようです。草間彌生の絵画が草間彌生そのものを現しているように、草間彌生の詩も草間彌生という人間を真摯に表現しています。

最後に一部抜粋ではありますが草間彌生の詩をご紹介しましょう。

永遠の永遠の永遠

毎日、私をおそってくる死の恐れを克服するときは
私は命の限りの心をしづめて
芸術へのあこがれを見いだすのだった


人の世に生まれいでた時の感動が
私の人生を新しい創造のあらしをもって再生するのだった


(途中省略)

私は生きたい、心の限りも
芸術にかがやいた火をつけて
命の限り、無限の生と死とかがやきをもって
200年も500年も生きながらえて
平和と人間愛の行く着く所への不滅の志をもって
命の限り、たたかっていきたい


そして、地球の人々に告ぐ
未来は原爆や戦争をやめて
かがやいた生命を
永遠の永遠の永遠に
私の精魂こめた芸術をぜひ見てほしい



あなたたちと一緒に宇宙にむかって
心から人間讃美をうたい上げよう

                              草間彌生 


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by galerie-h | 2017-07-27 12:03