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山下清の「花火」(日本のアール・ブリュット)

夏の風物詩のひとつ、「花火」。夏の夜空に色鮮やかな大輪の花を咲かせ、そして一瞬にしてぱっと散るその姿は、鑑賞する私達に(もののあはれ)すら感じさせます。日本人的な情緒に訴える「花火」をテーマにした作品といえば山下清の作品が頭に浮かびます。
山下清という名はその生き様が度々映画やドラマ化された影響で、日本で大変広く知られている「放浪の天才画家」ではないでしょうか。

前回のブログでアール・ブリュット(生の芸術)について書きました。アール・ブリュットは美術界の伝統や流行といった潮流の影響を全く受けない、独創的な絵画や造形のことを指すものです。自分の内側から自然と湧き上がるものを、ただひたすらに表現し続けた山下清の作品は立派な日本を代表するアール・ブリュット(生の芸術)です。

山下清の作品が多くの人の感動を呼び起こすのは、なぜでしょう。それが「ただ描きたい」という素直な衝動によって手がけられたものだから、その純粋さが私達の心に響くのでしょうか。それともその驚異的な映像記憶力が再現した作品の緻密さとセンスが私達を驚嘆させるのでしょうか。
いずれにせよ山下清の作品には牧歌的な空気が流れていて、それは鑑賞する私達をおだやかな気持ちにさせてくれるような気がします。

花火が大好きだった山下清は生前、花火大会を鑑賞するために全国に足を運びました。彼が手がけた数々の「花火」の作品の中でも有名な『長岡の花火』は信濃川の水面に写る花火が印象的に表現されています。
山下清は花火について次のような言葉を残しています。
「みんなが爆弾なんか作らないで、きれいな花火ばかり作っていたら、きっと戦争なんて起きなかったんだな」

そして山下清は最後に「今年の花火見物はどこにいこうかな」という言葉を残しました。

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by galerie-h | 2016-08-01 11:57