絵画買取のご依頼はこちらへ http://galerie-h.com


by galerie-h

ミシェル•タピエの功績

前回のブログではバルセロナの展覧会で鑑賞したアンフォルメル・アートや「具体」の作品のことについて書きましたが、それらの作品を広く世間に紹介した人物について少しここで触れたいと思います。その人物の名前はミシェル•タピエ、フランスの美術評論家です。彼こそが比定型の芸術という意味の『ラール・アンフォルメル』という用語を作り、その新しい抽象芸術運動を提唱しました。

ミシェル•タピエは大変芸術を見る目に長けていました。かのジャクソン・ポロックをアメリカから招き展覧会を企画しました。又、「具体」に注目し日本まで来日、白髪一雄氏の作品を大変気に入り、彼にパリの画廊で個展を開催するよう依頼します。間違いなくミシェル•タピエと「具体」との出会いは具体作家達にとって大きな転機だったと言えるでしょう。ミシェル・タピエは具体美術協会を日本におけるアンフォルメル・アートとして広く海外に紹介したのです。

1950年代という時代にミシェル•タピエのように大変グローバルな視野でアートに目をむけていた人物がいったいどれほどいたでしょう。その先見の目と鋭い審美眼がとらえてきたものは一体なんだったのか。その答えは今日我々に残された過去の遺産ともいえる巨匠達の作品の中にあるのかもしれません。ただひとつ言えることは、それが簡単に吹き飛んでしまうような流行ものではなく普遍性があるものだということです。

ミシェル・タピエは次のような言葉を残しています。
『芸術は今後、世界的な規模でしか考える事ができないのである。』

あらゆる場面や状況でグローバルやインターナショナルという言葉が簡単に頻繁に使われる昨今ですが、ともするとそれが多用されていて軽々しく聞こえる
こともありますが、上記したようにミシェル•タピエが「世界的な規模で芸術について考える」と発言した言葉には、彼の軌跡を思うとその発した言葉に重みが感じられます。

絵画買取のお問い合わせはこちらへ
ギャラリーアッシュ内アート買取市場
〒650ー0003
神戸市中央区山本通3-15-13-2
TEL 078-200-5580
galerieh@aurora.ocn.ne.jp
e0122611_1671025.jpg

[PR]
by galerie-h | 2016-06-22 16:08