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街角で出会うロイ・リキテンスタインの立体作品

アメリカのポップ・アート界を代表するアーティスト、ロイ・リキテンスタイン。彼の代表作と言えば、アメリカン・コミックのコマを拡大したような作品が広くしられています。太い輪郭線で囲まれた事物や人物、色彩は主に赤、黄、青の三原色でベタ塗りされ、陰影はドットの大小や密度で表現されているところが彼の作品の特徴として挙げられます。漫画の平面性を強調した画面はロイ・リキテンスタイン独特のスタイルであり、それは私達の視覚に鮮烈なイメージを残します。ゆえに彼の作品は世界中で広く知られているところなのでしょう。

晩年、ロイ・リキテンスタインは絵画だけでなく立体作品にも取り組みました。
バルセロナでは美術館ではなく街の中心にあるウォーターフロントエリアでロイ・リキテンスタインの立体作品を鑑賞する事が出来ます。
1992年にバルセロナ・オリンピックのモニュメントとして制作された作品「バルセロナ・ヘッド」は、ロイ・リキテンスタインが初めて屋外で手がけた立体作品です。この作品、高さは約15メートルあり地中海の真っ青な空の下にリキテンスタイン独特のビビッドな色彩がとても映えたモニュメントとなっています。遠目からこの作品を眺めると一瞬、抽象作品かなと思われますが近づいてよく見てみると女性の顔らしきものが描かれていることがわかります。この作品には赤、青、黄色といった三原色の色使いに加え、陰影をつけるためのドット、絵の具を分厚く塗ったかのようなブラッシュ・ストロークといった彼独特の特徴が伺えます。これらの特徴だけでも充分に目を引く作品ではありますが、ロイ・リキテンスタインはそこにバルセロナのエッセンスを加えました。作品にモザイク模様が入ったセラミックタイルが使用されたのです。モザイク模様が強調されたセラミックタイルはバルセロナを代表する芸術家アントニオ•ガウディが好んで使用したものでありカタルーニャのモデル二スモを代表する物です。そのようなバルセロナと関係の深いモザイク模様のタイルを自分の作品に加えたところにロイ・リキテンスタインのバルセロナの街に対するオマージュが感じ取れます。

ロイ・リキテンスタインは生前、アートと自分との関係性について次のような言葉を残しています。

「僕は僕のアートが全く僕には関係ないかのようなふりをするのが好きなんだ。」
ポップ・アートのアーティストらしいドライな言葉ですがよく考えると色々な解釈ができる興味深い一言ではないでしょうか。

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by galerie-h | 2016-03-04 12:03