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美術館の新たなるマーケティング戦略(NYのメトロポリタン美術館からマドリッドのプラド美術館まで)

マーケティングというと何やら美術館とは無縁の言葉のように思えるが、昨今世界中にある主要な美術館にとっては大きなキーワードのひとつである。美術館へ集客するためにはプロモーション、つまり美術館の宣伝のための広告が欠かせない。美術館の広告は一般的には街のポスターや新聞記事、もしくは駅や美術館におかれているチラシなどで日常よく目にすると思うが、この10年の間で新しい形の広告形体が普及し始め現在に到る。それはインターネットである。開館日やイベント、時間帯や企画展の内容等を調べるためにネットで美術館のホームページにアクセスする人は今日少なくない。そのため今や美術館にとってネットを使ったオンラインのマーケティング戦略は必要不可欠になってきている。具体的な例をあげるとソーシャル•ネットワーキング•サービスを使い始めた美術館がここ数年で目立ってきている。皆さんはFacebookやTwitterという単語を見たり聞いたりした事があるだろうか?日本ならばソーシャル•ネットワーキング•サービスで有名なのはMixiがあげられる。FacebookやTwitterは海外版ソーシャル•ネットワーキング•サービスの代表例である。一般人のみならず日本の政治家や芸能人もTwitterを使っている人がいるようだが海外の主要な美術館もTwitterやFacebookを使っている。NYのメトロポリタン美術館やマドリッドのプラド美術館またはパリのルーブル美術館といった数々の歴史と伝統のある美術館をソーシャル•ネット上で見つけられるのは興味深い。おそらく美術愛好者やアートをとりまく関係者からは賛否両論様々な意見があるだろうとは思う。それにしてもこれをひとつの美術館のマーケティング戦略として分析するならば、有名な美術館を少し敷居の高い場所と距離を持って見ている、もしくは美術館にさほど興味のない一般人の注目を引くに値する効果的な方法のひとつといえるだろう。
時代の流れを読み取り、自流をつらぬきつつも時流に逆らわない美術館のひとつのあり方、マーケティング戦略をソーシャル•ネット•ワーキングシステム上に今日我々は見る事が出来るのである。

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by galerie-h | 2010-05-17 12:36